展示・イベント荒俣宏の大大マンガラクタ館

荒俣宏の大大マンガラクタ館


2020年5月11日(月) 〜 8月25日(火) 9月27日(日)
※会期延長決定!
 
内容

京都国際マンガミュージアムでは、「世の中に忘れられたマンガの先祖たちを掘りおこし、現代マンガのルーツをさぐる」ということを目的に、荒俣館長が企画し、プロデュースする「大マンガラクタ館」という小展示シリーズを展開しています。「マンガラクタ」というのは、マンガを含め、「だれかに発見されないかぎり、ずっとゴミくず同然に埋もれてしまう」ガラクタこそを面白がる、という価値観を示した、館長による造語です。
本展は、「大マンガラクタ館」の特別拡大版として企画されました。プロデューサーは、荒俣館長本人です。ある意味、子どもの頃から「大マンガラクタ館」の館長だったと言える荒俣宏ですが、多くの人が見向きもしなかったモノ、コト、ヒトを集め、文章や絵を書いたり描いたりすることで評価してきた人生を、館長自身のコレクションや創作物などで紹介します。


 

荒俣宏・原作、高橋葉介・作画「帝都物語」原画 ©高橋葉介
荒俣宏・原作、高橋葉介・作画「帝都物語」原画 ©高橋葉介
三田平凡寺(1914年撮影)
中学時代の荒俣宏による『金魚熱帯魚飼育日記』
大学時代の荒俣宏によるマンガ「蛍火」原画
大学時代の荒俣宏によるイラスト原画
ゲアダ・ヴィーイナ(Gerda Weger)「Versailles en 1919(1919年ヴェルサイユ)」『LA BAÏONNETTE』1919年6月26日号
シャルル・ボードレール(Charles Baudelaire)、マリオ・ラボチェッタ(Mario Labocetta)・挿絵『LES PARADIS ARTIFICIELS(人工楽園)』1933年
ジョルジュ・バルビエ(George Barbier)「au Lido(リドにて)」『FALBALAS et FANFRELUCHES(装飾と装身具)』1922年
18-19世紀の博物画(銅版手彩色)
18-19世紀の博物画(銅版手彩色)
18-19世紀の博物画(銅版手彩色)
大学時代の荒俣宏も投稿した同人マンガ誌『東京ジュニア』

《展示構成》

コーナー名 はすべて、荒俣館長の著作名

 

※本展の展示解説を荒俣館長自らコーナーごとに解説している模様を映像でお楽しみいただけます。
各コーナーの末尾につけているボタンをクリックいただき、京都国際マンガミュージアムYoutubeチャンネルにてお楽しみください。

<荒俣館長解説映像> 00 イントロダクション

漫画と人生

荒俣館長と荒俣家のヒストリーを、荒俣少年が影響を受けたマンガや当時の絵画作品、青年時代に投稿したマンガ作品や同人誌などの現物資料で紹介します。

〈展示資料〉

  • ◆荒俣少年による小・中・高校時代の絵画作品やマンガ作品(原画)
  • ◆後にマンガ家となる実妹・志村みどりが所属し、荒俣青年も妹の名で投稿していた同人誌『東京ジュニア』

ほか

<荒俣館長解説映像> 01 漫画と人生

怪奇文学大山脈

高校時代より、日本にほとんど紹介されていなかった海外の怪奇文学、幻想文学を洋書で読み漁り、大学時代には同ジャンルのサークルを主催していた荒俣館長。後の作家活動に直接つながる、自ら挿絵を付けた翻訳や創作を載せた同人誌などを紹介。

〈展示資料〉

  • ◆荒俣青年らによる怪奇・幻想小説の同人誌、挿絵の原画
  • ◆荒俣青年らによる同人アニメ

ほか

<荒俣館長解説映像> 02 怪奇文学大山脈

図鑑の博物誌

博物学者としての荒俣館長の名を確固たるものとした「世界大博物図鑑」シリーズ。この大著などにも登場する18~19世紀の美しい博物画や、少年時代からすでに生物学者であったことをうかがわせる精緻な魚類観察日記などを紹介。

〈展示資料〉

  • ◆博物画(手彩色銅版画)
  • ◆世界初の原色魚類図鑑『モルッカ諸島魚類彩色図鑑』
  • ◆荒俣少年による魚類観察日記

ほか

<荒俣館長解説映像> 03 図鑑の博物誌

奇っ怪紳士録

いま、荒俣館長が最も注目している「奇っ怪紳士」のひとりである三田平凡寺(みた・へいぼんじ、1876~1960)を紹介。大正時代に自宅にローラースケート場を作ったり、ヘンなモノコレクターたちの団体「我楽他宗(がらくたしゅう)」をオーガナイズしたりした稀代の「趣味人」として、知る人ぞ知る存在だった平凡寺。その孫でもあるマンガコラムニスト・マンガ研究者の夏目房之介氏ら御遺族からお預かりした膨大な資料から、その一部をお披露目します。

〈展示資料〉

  • ◆三田平凡寺による日記や小説、絵画など(現物)
  • ◆「我楽他宗」に関する資料(会誌、会合写真など)
  • ◆平凡寺の絵の師匠であった小林清親による掛軸(原画)

ほか

<荒俣館長解説映像> 04 奇っ怪紳士録

アラマタ美術誌

一般的には「アート」とはみなされてこなかった、ファッション画やピンナップガールのイラスト、大衆小説の挿絵などの貴重な版画や原画のアラマタコレクションを紹介。

〈展示資料〉

  • ◆橘小夢(たちばな・さゆめ)作品(原画)
  • ◆20世紀のヴィジュアル雑誌を彩ったファッション画(版画)

ほか

<荒俣館長解説映像> 05 アラマタ美術誌

帝都物語

荒俣館長の名を世に知らしめた長編小説にして代表作「帝都物語」をテーマにした部屋。同作を原作としたマンガ、イラストの原画作品等や、実相寺昭雄(じっそうじ・あきお)監督による映画版『帝都物語』の関連資料を展示します。

〈展示資料〉

  • ◆高橋葉介「帝都物語」マンガ原画約180点
  • ◆藤原カムイ「帝都物語」マンガ原画(複製)約180点および制作資料
  • ◆寺田克也イラスト「映画版帝都物語之図」(『帝都Blu-ray COMPLETE BOX』より)(デジタルプリント)
  • ◆映画版『帝都物語』の台本、絵コンテ(コピー)
  • ◆小説「帝都物語」初出の『月刊小説王』(冊子)

ほか

<荒俣館長解説映像> 06 帝都物語

 


★展覧会全体の(裏)テーマ:〈(マンガ)ミュージアム〉とは何か?!

荒俣館長が研究してきた博物学史や「驚異の部屋(ブンダーカマー)」、衛生博覧会などは、「ミュージアム」が今のように制度化される以前の、面白いものは何でも取り入れようとした混沌状況だと言えます。この〈原(プレ)ミュージアム〉を、「マンガ」というサブカルチャーが「ミュージアム」と出会うようになっている現在と重ねつつ、「そもそもミュージアムって何なんだろう?」ということも考えます。

<荒俣館長解説映像> インタビュー


関連イベント

マンガ家との対談、研究者、大学時代の同人仲間たちとの鼎談等を企画中。
詳細が決まり次第、随時こちらのウェブサイト等で発表します。


 

新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、今後の展示・イベント企画を急遽延期もしくは中止をさせていただく可能性がございます。

 

 


荒俣宏(あらまた・ひろし)プロフィール

作家。京都国際マンガミュージアム館長。
1947年東京生まれ。慶応義塾大学卒業後、10年間のサラリーマン生活ののち独立。百科事典の編集助手をしながら書いた小説「帝都物語」がベストセラーになり、日本SF大賞受賞。『世界大博物図鑑』で、サントリー学芸賞受賞。
神秘学、博物学、風水等多分野にわたり精力的に執筆活動を続け、その著書、訳書は350冊あまり。
稀覯書のコレクターとしても有名である。

 


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※スケジュール・内容については変更の可能性があります。予めご了承ください。

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