日中マンガ文化交流プログラム
1月23日（日）：3日目
3日目は、ミュージアムの1階にて「絵を描かなくても、誰でも気軽にマンガが作れる」という「コミPo！®」というソフトを使ってのマンガ制作の公開ワークショップ。京都国際マンガミュージアムの小川剛先生の指導のもと、ワークショップが進められた。
このソフトは、既に3Dでモデリングされたキャラクターが入っており、それぞれのパーツを組み合わせれば、オリジナルのキャラクターを独自に作る事ができる。キャラクターを決めたら、ポーズを決め、自分で割ったコマに貼付けていく。背景も様々なシチュエーションが用意されており、この時点で、同じソフトを使っていながら、制作者によっての個性が現れてきた。そこにマンガ独自の記号であるマンプやフキダシ、効果線などを加えていき、手書きのマンガと遜色ないマンガが完成。
参加者からは、「このソフトで作られたマンガの版権はどうなのか？」や「手書きのマンガも良いが、このソフトは作っていてとても楽しい」との意見が上がっていた。
最後に、完成したマンガをプリントアウトし、それらを手にした参加者からは、「中国語版のものができたら、中国でも受け入れられる」と日本の最先端のマンガ表現への大きな関心を示していた。
