本日開館

《マンガ工房》2月 実演カレンダー

☆マンガ工房実演者スケジュール☆

【2月】

1日 (土) 小島/イム
2日 (日) 小島/イム
8日 (土) 小島/イム
9日 (日) 野田/小島
11日 (火・祝) 野田/イム
15日 (土) 小島/イム
16日 (日) 小島/イム
22日 (土) 小島/ヂョン
23日 (日) 小島/ヂョン
24日 (月・休) 野田/ヂョン
29日 (土) 休み


京都国際マンガミュージアムにお越しの皆様
とても遅れましたがこちら年賀状でございます、明けましておめでとうございます
2月の14日はまたバレンタインデーですね。今日はこのバレンタインデーについて話させていただきたいと思います。

神聖ローマ帝国、結婚が兵士には許されない時代、聖バレンティヌス・ビショップが「愛は何事にも止められない」と言い、死の危機にも関わらず結婚サクラメントをして殉教したことを記念し、以後イギリスで球根や告白の日としておもに使われたことをその起源にしています。

しかし、このような美しい伝統は、いつのまにか姿を変え、日本では女性が心を寄せていた男の人にチョコレートを渡す日になっています。

このような製菓協会の堕落した商業戦略は、日本の同様に商業的記念日に飢えていた極東アジアの国家たち、主に韓国や中国、台湾などに広がり準記念日として定着されました。そして僕はそれが定着していた時期に韓国という国にて生まれた一人の可哀そうな被害者だったのです…

学生時代の僕は、まるでこのブログ記事をご覧になっている皆さんと同様に驚くほどもてない小さい少年に過ぎませんでした。甚だしくは90年代の韓国はまだ義理チョコという概念が生まれる前だったので、僕のような平凡な少年は2月14日、その心にしびれるほと苦しい日になると、キャビネットや下駄箱の中、どこにだって例の「黒くてかたくて口の中に入れたら甘苦い味がする物体」の形に近いものに接することができず、またあの「黒くてかたくて口の中に入れたら甘苦い味がする物体」の甘苦い香りすら感じることができなかったのです。それは、僕たち平凡な少年たちにとってはただの伝説に過ぎなかったのです。『X組のXXXという女の子がO組のOOOにチョコをあげた』みたいに、自分の目で事実を確認することすらできない、ある種の伝説。

そしてバレンタインデーと、商売に夢中な製菓会社やウキウキするカップル、その上に無実な聖バレンティヌス・ビショップまで憎悪・嫌悪の対象にしていた平凡な少年は、もはや結婚を目の前にしている立場になりました。それにも関わらず、僕の中で毎年2月14日は、今も相変わらず『外に出てはいけない日』、『名前を言ってはいけない日』なのです。それはきっと、暗くて寂しい、甘苦い香りの影もなかったその日々が、長すぎたせいではないかと推測しております。ですから、もらった義理チョコを口に入れてガリガリと噛みながらコタツの熱気で涙を干すことができる皆様は、実に幸運児としか言えないですね。皆さんにはマンガという立派なボーイフレンド、もしくはガールフレンドがいますから

ここで皆様にご広告

なんと自らその立派なボーイフレンド・ガールフレンドが作れる機会!マンガ工房の描き方相談室は毎週末・祝日午前11時から午後5時まで誰でもご参加できます。いつもスタッフまで気軽にお声かけください

あ、勿論今度の記事は皆さんに喧嘩を売るつもりで作成したわけではございませんから誤解してはいけません。さあ皆でマンガの神様・女神さまに乾杯しましょう! 

カリッ。

(ヂョン)