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第3回「産業[プロダクト]としてのマンガ」

連続講演会「ミュージアム発・マンガの未来へ」
第3回「産業[プロダクト]としてのマンガ」

講 師 : さいとう・たかを氏 (マンガ家・(株)さいとう・プロダクション専務取締役)

コーディネーター : 熊田 正史氏 (京都精華大学マンガ学部教授)

 今回は、「ゴルゴ13」や「鬼平犯科帳」で知られるマンガ家、さいとう・たかを氏を講師にお迎えします。多くのスタッフが分業でマンガを制作し、出版までも手がける、いわゆるプロダクションシステムは、さいとう氏が日本のマンガ界に確立させたものです。マンガ市場の分散化傾向を背景に、新たな才能の伸び悩みが指摘される昨今、複数の才能を組み合わせて大きな成果を得るプロダクションシステムは今後のマンガ界にとって、ますます重要となっていくでしょう。分業システムの実際、特に、システムの中で新たな才能をどう育てていくのかなどについて、お話をうかがいます。

開催日 2007年3月11日(日)午後2時~4時
会 場 京都商工会議所 3階 講堂(京都市中京区烏丸通夷川上ル)
参加費無料

ただし、京都国際マンガミュージアム常設展示または特別展の当日有効の半券の提示が必要。入場券等は当日の会場でも販売しております。

定 員当日 先着300名様(申込不要)

※手話が必要な場合は、3/4(日)までにお問い合わせ下さい。
 (→ お問い合わせフォーム )

共催:京都商工会議所

協賛:社団法人 日本漫画家協会

さいとう・たかをプロフィール
1936(昭和11)年和歌山生まれ、大阪に育つ。1954(昭和29年)貸本マンガ「空気男爵」でデビューの後、「台風五郎」などの人気作で貸本マンガ界のスター作家となる。1959(昭和34年)、辰巳ヨシヒロらと「劇画工房」を設立し、ユーモアを排した新たなマンガ表現「劇画」を確立させた。1960(昭和35)年「さいとう・プロダクション」を設立し、分業システムを確立するとともに少年・青年マンガに進出。「ゴルゴ13」「無用ノ介」「デビルキング」など受賞作・代表作多数。2003(平成15)年、紫綬褒章を受章。