《連載ぶろぐ》アラマタ館長のパオ~な日々[第8回目]「おいらの展覧会がはじまったよ、見てくださいね」

こんにちは、館長です。コロナ・ウイルスで大変な毎日ですが、みなさんは元気ですか。
館長もしっかり自粛して、新しい暮らし方をしています。ただ、ちょっと運動できなかったので、2キロほどふとっちゃいました。

 

さて、ミュージアムもやっと開きました。こんなできごとは初めてですが、まだまだみなさんと握手したり、顔を近づけてお話したりはできません。どうかみなさんも三密に気をつけて、ミュージアムにお越しくださいね。

 

そんな中、企画展の「荒俣宏の大大マンガラクタ館」がはじまりました。館長のことを知りたいなと思う人には、大チャンスです。

 

ある日、係の人が我が家にトラックでやってきまして、家じゅうに積んであった「ガラクタ」を持って行きました。そして出来上がったのが、この展示です。あとで聞いたら、館長の「へその緒」やら小学生のときの通信簿やら、妹と一緒に描いたまんが原稿やらがあって、ほとんど50年ぶりの再会でした。「へその緒」だけは、わたしが妖怪じゃなくてフツーの人間だと分ってしまいますので、展示をやめてもらいましたけどね。

 

そうです、館長も昔はマンガ家になりたくて、一生懸命漫画を描いていたまじめな少年なのでした。館長のおかあさんは日本画を習っていて、いまでいう劇画みたいなものが描けましたので、マンガも教えてくれたのです。今回、そのおかあさんが描いた絵も二枚発見できました。また、妹は高校を卒業したあと藤子・F・不二雄先生のスタジオに就職してマンガ家になりました。わが家って、ほんとうにマンガ一家だったということがよくわかりました。

 

館長は、大学生になってから、お友だちとアニメーションもつくっていたんです。すっかり忘れていましたけれど、お友だちがそのフィルムを保存してくれていたので、50年ぶりに公開することもできました。パソコンもデジタルカメラもなかった時代に作ったアニメを、ぜひ観てくださいね。

 

そういうわけで、館長はマンガ家にはなれませんでしたが、マンガに熱中したことで、貧乏だけど夢のある毎日が送れました。いま、MMへ来てマンガを読んでいるみんなも、どこかできっと、マンガの物語になるような「人生の分かれ道」にぶつかると思います。そのときに、ここで出会ったたくさんのマンガを思いだしてください。どの主人公も、勇敢に人生を切り開いていったのですから、みなさんだって、だいじょうぶ。

 

あ、そんな新しい毎日は、もうはじまってましたね。わがマンガミュージアムも、夢をもってがんばります。                                        2020.06.12 館長パオ

 

 




 

(イラスト:べの字)



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