本日開館

追悼 土山しげるさん

追 悼

5月24日、「喰いしん坊!」「極道めし」などの〈食マンガ〉で知られるマンガ家の土山しげるさんが永眠されました。
土山先生には、2012年、マンガミュージアムで開催された東日本大震災チャリティーイベントに、ビッグ錠さん、倉田よしみさんとご出演いただきました。2017〜2018年に開催された「クッキングパパ展」には、同じくビッグ先生、倉田先生と共に、書き下ろしの文章をご提供いただきました。
冥福をお祈りいたします。
マンガミュージアムでは、土山先生を偲んで、バラエティに富んだ土山作品を手にとって読んでいただける図書コーナーを作りました。傑作の数々をあらためて知っていただけたらと思います。

京都国際マンガミュージアム

【土山(つちやま)しげる】
1950年、石川県出身。望月三起也(「ワイルド7」など)のアシスタントを経て、「ダラスの熱い日」で『月刊少年チャンピオン』(秋田書店)にてデビュー。その後、大人向けの劇画誌に活躍の場を移し、「極道ステーキ」(工藤かずや原作)などで人気を博す。
1995年に『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社)で連載開始された「喧嘩ラーメン」以降、「食キング」、「極道めし」などの〈食マンガ〉の傑作を次々と発表している。2007年、「喰いしん坊!」で、第36回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した。