研究員紹介

伊藤遊(いとう・ゆう)

伊藤遊(いとう・ゆう)

1974年、愛知県生まれ。筑波大学第一学群人文学類(民俗学専攻)を卒業、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。 専門は民俗学。特に「路上観察学」の元祖「考現学(こうげんがく)」の方法論研究。 マンガ研究者としては、マンガ作品そのものというよりも、マンガがどのような人々にどのように読まれているかに関心がある。マンガの読まれ方は、同じ作品でさえも、国によって、世代によって、ジェンダーによって、そして個人の生きてきた人生によって、異なっている。なぜなら、マンガというポピュラーカルチャーは、日常生活の中に埋め込まれた形で体験されるものであり、<日常生活>とは、人生と同じで、誰のとも交換不能で個性的なものだからだ。「マンガ」とは、作者の才能と、読者の人生がクロスしたところに、多様な形で展開される経験そのものなのである。

主要業績一覧(2007年 10月現在)

著作

  • 吉村和真・福間良明編著『「はだしのゲン」がいた風景――マンガ・戦争・記憶』梓出版社、2006年
    第五章「「はだしのゲン」の民俗誌――学校をめぐるマンガ体験の諸相」p.p.147-181
    資料2「アンケート調査で見る学校図書館と「はだしのゲン」」p.p.(15)-(23

論文・報告・エッセイなど

【マンガ研究】

  • 「「差別と向き合うマンガたち」を考える」『人権と部落問題』2004年12月(725)号、部落問題研究所、2004年、pp.66-69[イトウユウ名義]
  • 「マンガを通じた国際交流への期待――モナシュ大学の事例から」『マンガ研究』日本マンガ学会、2006年、pp.83-94[山中千恵との共著]
  • 連載「熱血!マンガ学」『朝日新聞(大阪版)』夕刊、2007年~[吉村和真、表智之、秋田孝宏との共著]
  • 「「差別と向き合うマンガたち」を考える」吉村和真、田中聡、表智之『差別と向き合うマンガたち』臨川書店、2007年、p.p.242-246[イトウユウ名義]
  • 「マンガ文化を学び、育み、社会への還元を目指す――京都国際マンガミュージアムにおける「マンガ研究」の試み」『をちこち』第19号、国際交流基金、2007年、p.p.50-55

【ポピュラーカルチャー研究】

  • 「大学ポップ化計画――大阪大学ポピュラーカルチャー研究センターの展望」『マンガ研究』日本マンガ学会、2003年、pp.140-148[表智之との共著]
  • 「ポップカルチャーの輸出をめぐって」伊藤公雄編『海外における日本のポピュラーカルチャー受容をめぐる研究』大阪大学21世紀COEプログラム『インターフェイスの人文学』「イメージとしての<日本>」研究プロジェクト、2004年、pp.125-132
  • 「「イメ日」ワークショップの実験報告――ディスカッション・ペーパー、インスタレーション」『大阪大学21世紀COEプログラム「インターフェイスの人文学」ニューズレター Interface Humanities』第6号、2005年、p.p.16-17
  • 「オセアニア地域における日本研究」伊藤公雄編『イメージとしての<日本>――海外における日本のポピュラーカルチャー受容と日本研究の現在』大阪大学21世紀COEプログラム『インターフェイスの人文学』「イメージとしての<日本>」研究プロジェクト、2006年、pp.127-136[藤田智弘、山中千恵との共著]
  • 「「イメ日」班における方法論の実験報告――研究ネットワークの構築のために」伊藤公雄、金水敏編『イメージとしての<日本>』大阪大学21世紀COEプログラム『インターフェイスの人文学』「イメージとしての<日本>」研究プロジェクト、2007年、pp.209-217[真鍋昌賢、山中千恵との共著]

【考現学研究】

  • 「考現学で民俗学するということ――今和次郎・路上観察学会・野外活動研究会の「<日常生活>研究」作法」川村邦光編『語りと実践の文化、そして批評』文化/批評編集委員会、2003年、pp.139-178
  • 「<日常生活>研究」の経験――今和次郎の考現学と柳田国男」『柳田国男研究論集』第2号、2003年
  • 「考現学の混沌から討議空間のデザインを考える――「研究」の<経験>と<表現>」『インターフェイスの人文学 2005年<若手研究集合>報告書』大阪大学21世紀COEプログラム『インターフェイスの人文学』、2006年、p.p.183-197
  • 「ポピュラーカルチャー=日常生活を研究する/表現する――考現学における「芸術」と「博物学」」『日本学報』第25号、大阪大学大学院文学研究科日本学研究室、2006年、pp.73-81
  • 連載「ストリートの知恵/熱――考現学再入門」川村邦光ウェブサイト『イシバシ評論』2004~2005年[ハカテ名義]

【自分史研究】

  • 「「自分」の<日常生活>を「書く」ということ――「郷土研究」再考あるいは自分史方法論研究序説」『日本学報』第20号、大阪大学大学院文学研究科日本学研究室、2001年、pp.113-131

【その他】

  • 「テレビドラマ・映画レヴュー 描かれたオウム真理教団と「教祖」」川村邦光編『文化/批評』2005年春季号、2005年、p.p.91-9
  • 「孤独の「現場」者――ナンシー関方法論研究序説」『文藝別冊 トリビュート特集 ナンシー関』河出書房新社、2003年、pp.150-152[イトウユウ名義]

学会発表

  • 「自分史の方法論的研究」於日本民俗学会第51回年会@神奈川大学、1999年10月3
  • 「今和次郎の考現学における「主観性」」於日本民俗学会第51回年会@信州大学、2000年10月1日
  • 「考現学で民俗学するということ――「野外活動研究会」の活動から」於日本民俗学会第54回年会@筑波大学、2002年10月6日
  • 京都大学人文科学研究所「フェティシズム研究の射程」研究会発表「方法としてのフェティシズム」@京都大学人文科学研究所、2003年6月2日
  • 「柳田国男の会」第9回年会発表「柳田国男と今和次郎の考現学」@京都外国語大学、2003年6月21日
  • 「日本マンガ学会」第3回大会発表「大学ポップ化計画――大阪大学ポピュラーカルチャー研究センターの展望」[表智之との共同発表]@京都精華大学、2003年6月22日

その他の活動

【大阪大学COEプログラム『インターフェイスの人文学』「イメージとしての<日本>」研究プロジェクトに関わる企画・運営およト・パネリスト・コメンテーターとしての参加】びペーパーディスカッサン

  • 研究ワークショップ「それぞれの体験、それぞれの語りの位置――マンガの語り方・国際比較研究」(@グランキューブ大阪、2003年5月26日)企画・運営 およびパネリスト
  • 研究ワークショップ「占領下における日本軍のイメージ形成とプロパンガンダ」(講師倉沢愛子)(@大阪大学、2003年7月4日)企画・運営
  • 若手研究者交流ワークショップ「「イメージとしての<日本>」ワークショップ」(@大阪大学、2003年9月27日・28日)企画・運営 およびペーパーディスカッサント(ディスカッションペーパー名「考現学の経験」)
  • 研究ワークショップ「創造性の管理と文化の政治学」(講師山田奨治)(@大阪大学、2003年10月29日)企画・運営 およびコメンテーター
  • 研究ワークショップ「資料としてのポピュラーカルチャー」(講師金水敏)(@大阪大学、2004年7月30日)企画・運営
  • 若手研究者交流ワークショップ「「イメージとしての<日本>」ワークショップ」(@大阪大学、2004年9月25日・26日)企画・運営 およびコメンテーター
  • 研究ワークショップ「メディア文化の国境の越え方」(講師岩渕功一)(@大阪大学、2004年12月3日)企画・運営
  • 国際シンポジウム「Imaging Japan: A Symposium」(@オーストラリア・モナシュ大学Japanese Studies Centre、2004年3月4日・5日)企画・運営および発表(「Exported Japan: On Japan's Popular Culture Policy」(英語発表))
  • 若手研究者交流ワークショップ「「イメージとしての<日本>」ワークショップ」(@大阪大学中ノ島センター、2005年6月25日・26日)企画・運営 および発表(「越境するポップカルチャー、奪用される<日本>」)
  • 国際シンポジウム「インターフェイスの人文学」第4セッション「イメージとして<日本>――ポピュラーカルチャー研究の地平を越えて」(@大阪大学中ノ島センター、2006年10月15日)企画・運営および発表(「映像で振り返る「イメージとしての<日本>イメージ」班の活動」)

【イベント企画など】

  • 2002年度第2回「日本学方法論の会」(主催冨山一郎、ゲスト毛利嘉孝・上野俊哉)(@大阪大学、2002年7月19日)第1部書評研究会コメンテイター(コメント名「ジャパニーズヒップホップから」)および第2部ワークショップ「料理大会ワークショップ」企画・運営
  • 川村邦光ウェブサイト『イシバシ評論』立ち上げおよび企画・運営、執筆

【デザイン】

  • マンガミュージアム「えむえむ連続講座」ロゴマーク
  • 川村邦光編『文化/批評』2006年冬号装丁
  • 川村邦光ウェブサイト『イシバシ評論』各種ロゴマーク

【所属学会等】

  • 「日本マンガ学会」事務局員および正会員
  • 「日本民俗学会」正会員
  • 「柳田国男の会」正会員
  • 「大正イマジュリィ学会」正会員
  • 考現学的調査市民団体「野外活動研究会」(名古屋)への参加
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