連続公開研究会「マンガと学術研究」マンガをテーマとする学位取得論文が増えつつある今日において、学術的なマンガ研究をめぐる、大学院生や若手研究者の交流はますます求められてきています。しかしながら、例えば、年に1回しか開催されない日本マンガ学会の大会では個別の報告を丁寧に議論する余裕がないのが現状です。
本研究会は、実証主義的データ収集やその紹介、さらに同好の者同士の単なる趣味の確認といった狭義のマンガ論よりも、研究方法に対する自覚や批評的で複雑な思考を重視し、(マンガとマンガ以外の研究を含む)領域横断的な問題意識へと開かれた学問的交流の場を目指します。
 どなたでも参加できます。

連続公開研究会「マンガと学術研究」【第3回】

日時 2009年12月13日(日) 午後3時~5時45分
会場 京都国際マンガミュージアム 3階 研究室1
料金

無料

参加方法

参加希望者は、12月9日(水)までに (1)名前 (2)所属 を明記の上、ジャクリーヌ・ベルント(国際マンガ研究センター)berndt@kyoto-seika.ac.jpまでご連絡ください。
申し込みをされた方は、当日、受付にお申し出ください。ミュージアム入場料を免除させていただきます。申し込みがなくても無料で参加はできますが、ミュージアム入場料(大人500円、中高生300円、小学生100円)が必要となります。

報告者 トマス・ラマール
(カナダ・モントリオール・マギル大学教授、日本文化史・映像論、『メカデミィア』編集委員)
題目 国内外における日本アニメ研究の現状と課題
概要

ラマール氏の研究対象は平安時代の古典文学や絵巻から谷崎潤一郎の映画論にいたるまで多岐にわたっているが、近年では日本のマンガやアニメに関する論文をも多数上梓されている。2009年11月末には『ザ・アニメ・マシーン:アニメーションのメディア論』という英語著書を刊行予定。今回の公開研究会ではアニメを研究されるようになった経緯についてお話しいただくとともに、アニメ研究の可能性と必要性について話し合うラウンドテーブルに加わっていただく。

※日本語での報告です
※共催者の関西アニメーション研究部会のメンバーはラマール氏の出版物を読んだ上で参加する予定
※ラマール氏は、京都精華大学国際マンガ研究センター第1回国際学術会議「世界のコミックスとコミックスの世界」にも参加されます(12月20日)。詳細はこちら
コメンテータ 今井隆介(花園大学文学部専任講師)

主催: 国際マンガ研究センター、日本マンガ学会若手研究者ネットワーク部会、日本アニメーション学会・関西アニメーション研究部会

≫ 過去の公開研究会はこちら

-IMRC- 国際マンガ研究センター
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