国際研究会議

「そもそも『海外マンガ』とは何か!?――グローバル化するコミックス事情の最前線」

京都国際マンガミュージアム/京都精華大学国際マンガ研究センターではこれまで、国内だけでなく、海外のマンガ文化も精力的に紹介してきました。

今回は、日本マンガ学会海外マンガ交流部会および女性MANGAプロジェクトとの共催で、グローバル化するマンガ状況の最前線について、さまざまな立場の関係者に語っていただく、研究会議を下記の要領で開催いたします。

ゲストスピーカーのひとりである、第4回「国際漫画賞」(外務省)を受賞した国・地域の異なるコミックス作家たちは、現在のグローバルなコミックス文化の「最前線」を体現する存在であり、特に貴重な証言をいただけることでしょう。

なお、当館では、同賞の作品が読める、「国際漫画賞」紹介展示コーナーも設置される予定です。

このイベントが、近年注目を集めつつある海外マンガの豊かな世界について考えていただく機会を提供できれば幸いです。

日時 2011年3月6日(日) 午後1時~5時30分
会場 京都国際マンガミュージアム 3階 研究室1
料金 無料 ※ミュージアムへの入場料は別途必要です
定員 50名 (先着順)
参加方法 事前申込不要

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シンポジウム構成・出演者

講演

時間 午後1時~2時
内容 「アメリカにおける非日本産のMANGA/MANGA artistsの現況」
出演者 椎名ゆかり 氏(海外マンガ出版エージェント・翻訳家)

研究発表

時間 午後2時10分~3時
内容 「ベトナムのマンガ事情」
出演者 加藤栄 氏(ベトナム文学研究者/大東文化大学)

ラウンドテーブル

時間 午後3時10分~4時10分
内容 「第4回国際漫画賞」受賞者による「海外マンガ事情」座談会
出演者 シャオ・バイ氏(Xiao Bai。マンガ家、「第4回国際漫画賞最優秀賞」受賞者)[中国]
エンリケ・フェルナンデス氏(Enrique Fernandez。マンガ家、「第4回国際漫画賞優秀賞」受賞者)[スペイン]
ヴィラチャイ・ドゥアンプラー氏(Verachai Duangpla。マンガ家、「第4回国際漫画賞優秀賞」受賞者)[タイ]
藤本由香里 氏(明治大学国際日本学部准教授)<司会>

講演

時間 午後4時20分~5時20分
内容 「海外マンガと日本の読者」
出演者 小野耕世 氏(マンガ評論家)

「国際漫画賞」について

ポピュラーカルチャーによる文化外交の一環として、平成19年に創設された外務省が主催するマンガの賞。日本国籍以外のマンガ家の作品を対象にしている。第2回以降は公募制となっているが、これまでも、新進気鋭の若手作家が選ばれている。

マンガミュージアムでは、これまで、受賞作を紹介する展示を行ってきた。また、過去3回の受賞者は、当館を訪れ、日本の研究者や作家らと交流を行った。

第4回受賞作品として、今回出演する3人の作品以外に、Olivier Martin(作画)・Sylvain Runberg(原作)による「Face cachee」(フランス、2010年)<優秀賞>がある。

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シャオ・バイ
『Si loin et si proche』
発行:ベルギー
2010年

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ヴィラチャイ・ドゥアンプラー
『The story begins with...』
発行:タイ
2009年

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エンリケ・フェルナンデス
『La Isla sin Sonrisa』
発行:スペイン
2010年

-IMRC- 国際マンガ研究センター
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