京都国際マンガミュージアム Kyoto International Manga Museum

　今回のセレクションギャラリーでは、応募総数・賞金額ともに世界最大級の国際マンガコンクール「読売国際漫画大賞」のグランプリを受賞した、関西在住の篠原ユキオ氏、柳たかを氏、カワキタカズヒロ氏による作品展を開催します。

　いずれも、永年にわたってそれぞれのスタイルで１コマ漫画を描き続けてきた３人の一線級のナンセンスユーモア世界をご堪能下さい。

読売国際漫画大賞について
　読売新聞社が1979年からスタートさせた１コマ漫画を対象にする世界最大規模の国際漫画コンクール。今年で28回目を迎える。毎年全世界から集まる作品は１万点近くにのぼり、その受賞作品は毎年、読売新聞の元旦の紙面を飾っている。日本人のグランプリ作家はこれまで27回の間に10人が受賞している。

篠原ユキオ
　1948年東大阪市生まれ。京都教育大学在学中に産經新聞にて漫画家デビュー。以後、朝日新聞、読売新聞、大阪新聞、夕刊フジなど在阪の新聞に１コマ漫画、ユーモアイラストレーションを発表。第４回読売国際漫画大賞グランプリ受賞。現在は朝日新聞夕刊に動物マンガ『肉球入魂』を連載中。京都精華大学マンガ学部教授、（社）日本漫画家協会関西支部長、FECO JAOAN会員。奈良市在住。

柳たかを 　1948大阪市生まれ。立命館大学在学中にマンガの世界に足を踏み込み、以後アニメーション、ストーリーマンガ、１コマ漫画などさまざまな分野で作品を発表。ブルガリアやポーランドなど海外のコンクールにも参加。第5回読売国際漫画大賞グランプリ受賞。宝塚造形芸術大学メディアコンテンツ学部マンガコース教授、（社）日本漫画家協会会員。大阪市在住。

カワキタカズヒロ 　1952年大阪市生まれ。京都教育大学卒業。ユーモアイラストレーション、１コマ漫画、絵本な ど主に子ども向けの仕事を中心に作品を発表している。現代版画コンクール展で大賞を受賞するなど版画家としての一面も持つ。2度の読売国際漫画大賞グランプリ受賞は一人だけ。（社）日本漫画家協会会員。京都府在住。